【楽曲考察】Run Girls, Run! 四季シリーズ

こんにちは、あくとです。

今回はRun Girls,Run!(以下ランガちゃん)の四季シリーズについての考察をつらつらと書いていきます。
知らない人もいると思いますので、どのような楽曲なのかから説明します。
知っている人からするとめちゃくちゃ当たり前なことしか書いてないので、0は飛ばしてもらっても構いません。
ちなみに自分はランガちゃんを知っていこうと思ったのはShare the lightからなので、まだまだ新米ランナーです。

 

 


0.Run Girls,Run!四季シリーズとは

発売日順に


春:サクラジェラート

収録:スライドライド

発売日:2018年2月28日


【踊ってみた】サクラジェラート/Run Girls, Run!【厚木那奈美】

 

秋:秋色ツイード

収録:Go!Up!スターダム!
発売日:2018年10月31日

 

冬:スノウ・グライダー
収録:Share the light
発売日:2019年11日27日


スノウ・グライダー short ver./ Run Girls, Run!

 

夏:水着とスイカ

収録:Run Girls, World!
発売日:2020年5月20日


Run Girls, Run! / 水着とスイカ short ver.

という4曲から成り立つ楽曲シリーズです。

(サクラと秋色は試聴がないんですね。サクラジェラートは振り付けを担当したあっちゃんご本人による踊ってみた動画をつけました)


水着とスイカ以外はB面の曲のため、ランガちゃんは多少知っていてもこのシリーズのことは認知していない人もいそうです。

 

作詞:只野 菜摘
作曲・編曲:石濱 翔(MONACA)


という両氏で全曲作られており、楽曲に統一感があるのも特徴的です。
ちなみにサクラジェラートが収録されているスライドライドはランガちゃんのデビューシングルであり、水着とスイカが収録されたRun Girls,World!はランガちゃんの1stアルバムです。
Run Girls,Run!四季シリーズと称されていますが、これはランガちゃん及び只野さん石濱さんが四季シリーズと呼んでいるため、他のアーティストと区別するためここではこう称します。

 

1.時系列について

Release順では春→秋→冬→夏なのですが、このとおりで見るのがいいかなと。
しかし水着とスイカの試聴部分はこれまでの回想になっているのですが、それだと秋→冬→春→夏っぽくも見れます。
只野さんがたびたびTwitterで仰られていたのですが、元々四季曲としての発注ではなかったようです。
秋色を作った時に次もあるかもとスノウ・グライダーを考えていたらしいので、四季シリーズが見えてきたのはこのあたりな

 

のかなと。


ですが水着とスイカを書くときにサクラジェラート要素をどう入れるか迷ったのだと思います。
そこでやむなくワンフレーズを差し込んだのですが、サクラジェラートを読むとどうもそこだと不都合が生じまくってしまう。
微妙にかみ合わない。


そこで本文では春(1)→秋→冬→春(2)→夏と読むことにします。
サクラジェラートで整合性が取れないところを2分割させてみることで整合性がとれるように見ます。

また出会い編から好きになる過程がないんですよね。
つまりこの楽曲シリーズはある少女の"初恋の失恋"過程が描かれたものだと言えます。


2.サクラジェラート(1)

好きな彼に遭うために主人公の女の子は一人で地元の桜まつりに行きます。

 

ライトアップをしているエリアはここだけだし、今日は晴れているから満開のチャンス
きっと彼も今日ここに来るだろう。
彼がいた!けど、なんか知らないピンクの子と仲良さそうにしているんだけど・・・?
なんかいけないものを見ちゃったかも・・・。気まずくならないように、遠ざけられたくないから気付いてないようにしよう。
どっかお店に寄ろう。ちゃっぴり高いアイスのお店。
サクラジェラートを注文してみた。
片想いは我慢って大人は言っていたなぁ。
まだちょっと寒いのにジェラートって、あぁ、なんか心の中までちょっと寒いなぁ。
元はマンガみたいな出会いをしたかっただけなのになぁ。
会いたかっただけなのに、どうして私の心はこんなにも寒いのだろう。
彼と隣を歩いて、あわよくばもっと先の関係になりたかったなぁ。
あの子がそうゆう子なの・・・?

 

ピンクの化身っていう表現が、悪意に満ち溢れています。
サクラのようにあまりにも綺麗すぎて、同じ女の子に見えずこう表現してしまったんでしょう。

 

ちょいちょい飛ばしている部分は、スノウ・グライダーの後の部分に回します。
(ところで女の子視点で曲を読んでみるパートがこれ以降も差し込んでいるので、文体が苦手と感じたからはブラバしてください)


3.秋色ツイード

駅から30分バスに乗って私の家があるため、23区から乗り継いで片道1時間ってところでしょうか。
アルバイトも禁止されて長髪黒髪で、ママが服を買ってくれていて門限をしっかり守る女の子なので、中学生っぽいなあと感じます。
まあ今の子は小学校高学年くらいになれば一人で乗り継いで遠出するのかもですが、動機が男の子への誕生日プレゼントを買うためですからねぇ。
門限を守るような大切に育てられたいい子っぽいので、小学生だとは考えにくいかなと。
ただ高校生が門限を守る・・・?うーん微妙w
まあ自分の周りにそんな子いましたが、あまりに稀有すぎるように感じますね。
また、きれいな子=バレエとか習っていたりと想像するところからも中学生かなと。
高校で習い事やめる人多いですよね。

誕生日プレゼントを買うために23区に行くけど、好きな彼(しかも幼馴染)は遠くからやってくる女の子のことが好きと気付いている。
遠くからやってくると書いていますが、おそらく都内在住でしょう。(女の子目線では)
というのもきれいな子=バレエとか習っていたり都会に住んで私立に通っている子らしいので。
書かなくてもわかるでしょうが、サクラジェラートのピンクの化身その人のことですね。

 

都会に行ってあの子みたいなきれいな子がいっぱいいることを知って、それに比べて自分はママが買ってくれたツイード(模様のワンピースとか?)を着て長髪の黒髪ってめっちゃ地味だな・・・。
おしゃれしたい、かわりたい、でもわかんない、都会の子たちと壁を感じる。門限を破れないように。
でもやっぱり自分は門限までに家には帰る

 

うわ~~~~、かわいいいいいいいい!!
女の子のもっと成長したいけどなりきれない気持ちが十二分に伝わってきますね。
都会の子たちとの壁と門限を破るという二つの意味にかかっているのが只野さんのすごさを感じますね。
どうでもいいことですが、思い悩むのってとっても青春じゃないですか。
少女交響曲の歌詞もかなりそうゆう描写があり、映画もそうなっているのでいいなぁって感じるんですよね。

 

ちなみにさらっと流されそうですが、彼への誕生日プレゼントは"夢をともしてくれるもの"らしいです。
そう、まだこの時は夢を諦めてないんですよ。


メロディについても触れます。
冒頭の部分がとても特徴的で、聞いた時に秋を感じさせます。
サビに至るまでのBメロがとても気持ちよく聞こえます。
2番サビ後のCメロに入る前に入るノイズに似た音が、女の子の気持ちを表しているのかなと感じたり。

全体的にまだ曲調としては明るく、希望はまだあるといった印象も受けます。


4.スノウ・グライダー

冒頭からひどい!
冬の冷気と自分の心の中の悲しい気持ちが同期してしまうニュース:彼は春からお引越し
街の名前は知っているとありますが、夏で都会とあります。
まあ察することはできますが。

 

この曲は最初から最後まで女の子の気持ちが沈んでいく様を表していますね。
手紙を書いて渡せなく、破りかけて飛行機折って飛ばす、それをグライダーに見立てています。
自分の凍てついた心を書いている文章だからスノウ・グライダー。
この表現といい、書いている内容が重い想いだから落ちてしまうという物理現象と心理的表現がうまく合わさっているところ、手紙を消したら白くなるから彼へ届くことも白いままでいいというところと、なかなか素晴らしい表現です。

 

きみも寂しいと感じるから言えなかったんだと考えそうになっても、絶対そうじゃないと気づいている。
きみの心に私はいないってことは知っている。だって幼馴染だもん。
私は幼馴染できみのことの一番の理解者でいたい、ただそれだけだと思い込みたいけどダメ、涙は止まらない。
でも理解者でいたいから、私の想いは伝えない。本当はきみに嫌われたくないだけだと知っているけど。
空も雪も自分の想いも真っ白なままできみに届いて。

もういいの


女の子的に自分に告げず引っ越すことがめちゃくちゃダメージでかかったんですね。
知っている街とあることからも、おそらく彼が好きな子が住んでいるところでしょう。
物理的に彼は好きな子と近くはなるけど、私は心理的に彼と近い存在よと言いたいという部分も只野節ですね。

 

Twitterで四季シリーズの感想を見た中に、この女の子が失恋した理由が読めないというのがありました。
まあ普通に読むとただ女の子になんも言わず引っ越しが決まったことを知るってだけですからね。
ですが秋色の項で、自分は都会に住む子たちとは全然違って地味だと自覚しています。
また彼の好きな子は都会に住む子だから、勝てっこないと思っているんでしょう。
今は距離的優位に立っているけど、引っ越してしまうとその優位性すらなくなってしまう。
あとは幼馴染だから彼のことを理解できる、そこだとポジティブに考えてもだからこそ自分は恋人にはなれないことを理解している。
自分も察してはいたけど、彼からなんも伝えられず人づてに引っ越すことを知るという事実からも自分への興味は全くないんだと知ってしまうショック。
これらの心理的事情を加えると、もういいのって感じてしまうのも仕方ないのではないでしょうか。

 

メロでも雪がしんしんと降っているのが想像でき、サビ部分がA,Bメロにあるゆったりとした曲調から一転してせわしくなっています。
サビ部分は女の子の気持ちがとても乗っている部分であり、サビに向かう部分の盛り上がりと相まって抑えきれない感情を表現しています。

 

またこの曲はランガちゃんたちのブレスがかなりはっきり聞こえているのも特徴的で、女の子のため息と寒くて白い息を吐くのとがリンクして聞こえます。
あっちゃんの最初の「もういいの」がとてもズキッとさせられます。


5.サクラジェラート(2)

さて、もういいのって言ったのにも関わらずまた地元の桜まつりに向かってしまいます。チェックのミニスカを着て、おしゃれをしてここに再び訪れます。
それにしてもおしゃれは我慢って結構聞きますが、実際女の子のおしゃれってすごいなと感じます。
時間めっちゃかけて服を選び化粧やネイル、ヘアコーデその他諸々をし、寒くても暑くてもおしゃれのために我慢するって・・・。
雪国出身なのですが、女子校生とか冬でも生足だったりするんですよ。足赤くなったりしているんですよ。絶対寒いんですよ。
でもダサくならないために我慢しているんですよね。すごいなぁって思っています。
(思っているだけじゃなくてちゃんと言葉にしていればよかったのかな、反省しています)

 

オシャレと片想いは我慢って大人たちが言っていた意味、今ならちょっとわかるかも。
あの時食べたサクラジェラート、買って食べた。
うん、やっぱりちょっと寒いな・・・。
思えばここに来た理由は彼に会いたかっただけ、会いたかっただけ。
あぁ、このサクラジェラートのようにあの子も溶けてしまえばいいのに・・・。
私のこの心も・・・。


これだけです。いや分割する意味ある?と思われたでしょう。
しかしジェラート2回も普通食べる?って話なんですよ。
しかも寒いの分かっているのに。
まあただのリピートだろという意見もあり、前述のとおり四季シリーズを見越しての表現じゃないから別に無視してもよくね?とも考えられます。
ですが、考察をする以上、最大限に考察したい!なのでこのリピートにも意味を持たせたい!そう思うわけです。
それとオシャレしないとと感じたのが秋色ツイードだと読めるので、おしゃれをした描写的に言えば分割した方がよいのではと。

 

ちなみに1回目のジェラートを買う描写がここの部分です。
無理やりな読み方をすると、2回目に訪れたときの回想をしているという表現もできます。
そうすると、サクラジェラートの位置はこの(2)が本筋なのかもしれません。

 

メロに関しては、4曲中一番明るく聞こえるのですが、やはりどこか切なさも感じます。
1番終了時に一旦リセットするかのような下がり方をして聞こえますね。
サビに至る部分の盛り上がりがやはりあるのですが、前述2曲に比べてその後がおとなしく聞こえるギャップもあります。


6,水着とスイカ

試聴部分は夏の描写とこれまでの回想が挟まっています。

 

春に彼が引っ越してから初めての夏休みに友達の家に泊まるって聞いてみんなで海に行こうってなったんでしょう。
きいたという部分がまた悲しいですね。女の子に直接伝えられなかったという。
誰もつれてきてないなピンク、とても敵意むき出しな表現ですね。
秋色ツイードの引用が始まるのですが、ピンクはジェラートでの表現です。

 

裸足のまま歩いてどこか知らない顔している人、彼ですね。
どこか知らない顔は都会に住んでいる子を彼は好きであるという事実を女の子に隠しているという表現でしょうか。
実際はそんなこと知っているから、知らぬ顔ってのはバレバレよと内心思っているんでしょう。
ただ全編通してこの歌詞は女の子目線でしか書かれてないので、主観が入りまくりなんですが。
実際は本当にただペットボトルの水を探しに来ただけなのかもしれません。

 

(スノウ・グライダーで自分の心は白く届いてほしいとあったが、)でも体も白いと自分の心が見えてしまうから恥ずかしい。
だから小麦色になりたい。
なんでまっすぐ見つめてくるの?(今さら)見つめられないよ。
この水着、ママが買ってくれたんだ。

 

水着に話題を逸らそうとしていますね。
そうそう水着はあせって冒険したとあるので、一人で買いに行ったのでしょう。
つまり女の子は嘘をついています。
しかもビキニですよ。おしゃれに目覚めているとは彼に知られたくないんですよ。

 

溶けるジェラート会いたかっただけの部分、只野さんも苦心したのがうかがえます。
なんとかねじこんだ結果ここかなと。
ただ曲単体で聞くと違和感ないのが素晴らしい。
サクラジェラートでは溶けずただ冷たいと思っただけだったのですが、溶けて時間が経った描写とピンクはいない描写が合わさっているのかなと。
それと同時に自分の恋心がサクラジェラートに見立てているとも考えられ、それが溶けているともとれそうです。
恋心、風前の灯火。

 

イカ割りがはじまった頃はもう肌も赤くなっているんでしょう。
もう白くない自分、その中気付きます。
彼が自分に振り向いてくれないことを淋しいと感じたのではなく、彼を振り向かせられない自分におこっていただけなのだと。
だって彼は初めて彼女の方を見つめてくれたのに、念願がかなったというのに、ジェラート(=自分の想い)は溶けるんです。
なんで?という違和感を感じつつ始まったスイカ割り。
赤くなった肌とツイード模様を連想する・・・までいくと流石に拡大解釈でしょうが、今はビキニを着て派手な女の子も秋になるとまた地味に戻ってしまう。
つまり女の子は地味な自分が嫌なだけ、男の子に振り向いてほしいという想いなんてなかったのだと。

 

ええ、結構無理がありますね。
はじけながら割れた 誰にも気づかれない想いだった
の部分とは乖離しています。

 

この女の子には確かに恋心はありました。
春にピンクの子と楽しそうに歩く彼のことを発見してしまいジェラートのように少し冷たい=苦しいな。
秋に彼への夢をともしてくれるものとして誕生日プレゼントを買いに都会に出るが、都会の子との差を感じる。
冬になんと彼は自分に無断で引っ越してしまうことを知る、幼馴染なのに私たちの関係ってなに?
また春がやってきてやっぱりジェラートは冷たいな、我慢しておしゃれと片想いをしても心は満たされないな。
夏にビキニを着た自分を彼は見つめてくれたけど、1年経って私の恋心はすっかり溶けてなくなってしまったと気付いた。

 

とこの女の子は解釈しようとして、実際は男の子への想いがはじけながら割れたんでしょう。
諦めがすっかりついたのでしょう。
何かとこじつけないと踏ん切りがつかない、納得がいく理由に思い当ってしまったからこそはじけながら割れたと解釈します。

 

いじらしいのは、ジェラートは溶けてなくなるが実際はスイカが割れただけ。
つまり想いはスイカのように残っているということです。
まあジェラートが女の子の想いだと歌詞の中にはっきりと書かれてないので僕の妄想の範疇を越えてないのですが。

 

今度会った時には 期待されているような女の子ではないかもしれないよ
この部分、とてもいじらしいですね。
明らかに女の子は意地を張っています。
これまで連絡してこなかったくせに、なんでこれからは連絡するんだよ、遅いんだよって。

 

さて、サビの部分の話をしましょう。
水着がおしゃれした自分で、スイカが自分の想い。
そこには砂の空白があり、離れている。
なぜって、おしゃれした自分は都会に住む子に似てしまったから。
だから彼も自分に振り向いてくれたんだと。
本当は地味な自分のままで、想いを受けとってほしかった。
なのに彼は水着を見て好意を向けてきた。
想いはそれぞれ好きな場所から見つめるように離れている。

 

水玉の恋って部分、スイカの英名:watermelonに掛かっているのかなと。
非力な女の子が割れるくらいのスイカだったでしょうから、小さいのかなとか思ったり。

この曲もやはり只野さんらしい表現法が随所に見えていて、なかなか楽しいですね。
いちいちここって書かなかったでしょうが、ここまで読んでくださった方ならどこと分かるでしょう。

 

メロディが、前述3曲と違って夏をあまり感じないのは僕だけでしょうか。
とても切なさがある曲調であることははっきりしてますが。
一番平坦に進行しているのも相まって、この女の子はもう男の子に傾かないのも暗に示しているようにも聞こえますね。

 

この曲はラップ調になっている部分と語りのような部分を交互にしてからサビに入る構成になっています。
声優ユニットだからこそ語りのような部分があるのはいいですね。
(同じ事務所の上田麗奈さんの"いつか、また。"という曲は吐息と語りに似た表現が入っており、好きな曲です)

youtu.be

 

さて、最後にランガちゃんのはやまる(林鼓子さん)とあっちゃん(厚木那奈美さん)が言っていたことについて議題に載せようかなと。

 

"ずっと忘れないなんて言っているけど、絶対忘れるじゃん!"
っていう発言ですね。
個人的には心の奥底にしまう感覚なんじゃないなぁと。
ジェラートに喩えたままならきっとすっかりなくなるでしょうが、スイカに喩えていますからね。
イカは食べても種が残るように、想いは小さくなってもいつまでも残るんじゃないかと。
(スイカの種、食べる人もいるけど)
ふとしたときに思い出す、そんな感じだと思います。

 

"そっと眠って"

 

このフレーズで曲が浮かぶ人はきっと思い当たる節があると思います。
上手に忘れるということは、きっとこの女の子のように踏ん切りがついて前に進むことなのだと感じます。
一生忘れないものとして心の奥底に眠らせるように。
実際は奥底なんかじゃなく、僕みたいに手に届く距離に置いてしまっている人が多いでしょうが。

 

7.おわりに


とまあつらつら書いてきたのですが、案の定長くなりました。
偉そうに書いてきましたが、実際ねじ曲がった考察になっていると思います。
拗らせていると自分でも感じています()

 

歌詞を眺めて考察することはあれど、このように文字にすることはなかったのですが、このシリーズはなかなか面白いと感じたので書いてみました。
解釈する人の数だけ違う解釈があると思います。
そもそも時系列も多岐に渡りますし、どの順番で見ても読めるのが只野さんの歌詞だと感じます。

皆さんも是非考察してみてはどうでしょうか。
僕も人の考察を見るのは好きなので、是非書いてほしいです。

 

全然違う話なのですが、シンデレラガールズの四季シリーズもなかなかいい歌詞でした。
あちらは起承転結がしっかりとれていて物語としては面白いのですが、いかんせん歌詞を読めばわかることだらけなので・・・。
まああちらは最初から四季シリーズを作るぞって臨んで作った楽曲集ですから違いはあるでしょう。

 

それにしても只野さん、ランガちゃんにこんな歌を歌わせるのかぁと思ってしまいました。
はやまるはこれを書いているときはまだ高校生ですし、他の二人も二十代前半。まだまだフレッシュさ溢れる三人です。
そんな三人にある一つの初恋が終わる過程を描く曲を歌わせることの意味ですよ!
青春をとても感じる曲をまだまだ青春時代を過ごせる三人に歌わせる・・・うーん、エモーショナル。

時間が経って歌ってみると、きっと三人の解釈も変わってきて、生放送とかで言っていたことを恥ずかしいと感じるんでしょうね。
特に水着とスイカは1stアルバムということもあり、各曲について色々なメディアで語っています。
検索すればいつでも出てくるので、彼女らは恥ずかしいと感じこちらはそれを微笑ましいと感じるでしょう。
同時に未来のランナーやランガちゃんについて知りたいと思った人が検索して出てくるのもありがたいことです。
特にランガちゃんのタイアップ曲の大半がプリチャン関連なので、今プリチャンを楽しんでいる女の子たちが読んで刺さるところも多いのではないかと感じます。
こうしてみると、ますます彼女たちにこの楽曲たちを渡したお二人は本当に策士だなぁとw

 

それと冒頭で少し触れましたが、サクラジェラートとスノウ・グライダーはあっちゃんが振り付けを担当されているため、水着とスイカも振り付けを担当しそうです。
そのあたりも楽しみですね。
(僕は新米も新米なので、スノウ・グライダーすら全然わからないのですが)

 

さて最後に願望も書いておきます。
とても素晴らしいシリーズなのだから、このシリーズを補完するような演劇とかやってほしいですね。
演劇でなくてもMVとかでもいいのですが。MV見てわかることもたくさんあるでしょうし。
(MVに関してはカケル×カケルも欲しい・・・3rd後に発表とかでもいいから作ってほしいですね。タチアガレも当初なかったのですがBestアルバムで付いたので)

 

では皆様、よいランナー生活を。